ご縁

今日一通のお手紙をいただきました。短歌を作られている方でした。先日の私の個展に足を運んでくださりモッコウバラを描いた作品が気になるとおっしゃっていました。私がどこに咲いていた花で、三年間毎年みていたこと、その前を通るたびに色んな思いが重なっていって『思ひ宿る』というタイトルをつけたことなどお話したのを覚えています。
その方は偶然にもその近くにお住まいで私と同じようにそのモッコウバラをずっと見つめてきたのだということ、その花を題材に同じように創作活動(短歌)されていたということを知りました。全く同じものを数年間見つめていたこと、そして感じていた思いが偶然にも似ていたこと、色んなことがとても不思議でドキリとしました。
その方が書かれた短歌です。

きのう君に教えそびれた ここに咲く 木香薔薇の やさしい黄色